平井草

目撃証言

【資料】女子高校生の目撃証言全文(確定一審判決第3章)

ガレージで林眞須美先生が不審な行動をしているのを見たという女子高校生。確定一審判決に引用されている目撃証言全文をこちらに引用した。
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はじめに──「小さな罪をかかえた男」

そのころ私は、長野県の地方紙で記者をしていました。96年10月の入社ですから、ホース水まき映像のときは入社2年弱でした。警察担当を上がって、松本の検察や裁判所を担当しつつ、地域面をうめる暇ネタを書いていました。いそがしく働く反面、
ヒ素の異同識別鑑定

「異同識別」と「犯行機会」で有罪のようだけど無罪

カレー有罪の要諦は「異同識別」と「犯行機会」の合わせ技だ。「ヒ素の同一性」と「お昼のガレージ」を崩せば再審開始が見えてくる。
犯人でなくても説明つく

犯人でなくてもすべての証拠は説明がつくから無罪

製作中。
シンク下プラ容器

シンク下プラ容器が捏造だから無罪

製作中。
自白なし

87日間も自白しなかったから無罪

製作中。
無料引換券

無料引換券を渡していたから無罪

製作中。
アナザーポイズン

ヒ素だけではないから無罪

製作中。
頭髪のヒ素

頭髪ヒ素が捏造だから無罪

製作中。
ドンファン

ドンファンが無罪だから無罪

制作中。
犯行機会

夏祭り会場で混入の可能性があるから無罪

ヒ素の混入はガレージか夏祭り会場かどちらかだ。裁判所はガレージと断定したが、夏祭り会場を否定する根拠は実は弱いことを見ていこう。確定一審では、午後2時ごろにガレージで味見をしたことが審理されていないことも明らかになった。
目撃証言

目撃証言がテキトーだから無罪

自宅の2階から、斜向かいのガレージの林眞須美先生を見たという。女子高校生はほんとうに見えたのか? 判決文はいっけん理路整然と書いてあるが、よく読むと不可解なてんがいくつも浮かぶ。
動機

動機がないから無罪

「動機がない」と言われるカレー事件。確定一審の論告から判決をたどると、驚くべき経緯が明らかになる。当時の検察の苦悩が目にみえるようだ。
最高裁判決

最高裁判決がスカスカだから無罪

確定審のFAとなる2009最高裁判決。最高裁は下級審のチェックが仕事だが、カレーでは異例にも事実認定に踏み込んだ。しかし異同識別、頭髪ヒ素、犯行機会、目撃証言の4つの認定はどう見ても「イマイチ」の寄せ集め。逆に「合理的疑い」を抱かせる内容になっている。
真犯人

真犯人がいるから無罪

様ざまな噂が飛びかうカレー真犯人。実は弁護団が再審請求のさいに提示していた。カレーの給仕もした当時66歳の女性だ。夫の前職からヒ素との接点も浮かぶ。
ヒ素の異同識別鑑定

ヒ素は「稀少」ではなかったから無罪

ヒ素の「同一性」の証拠価値を支える「希少性」。これを守るのに検察と裁判所がどれだけ必死になったかを見てみよう。
青色紙コップ

青色紙コップが捏造だから無罪

ヒ素の混入に使われたとされる「青色紙コップ」は捏造の疑いが濃厚だ。「青かった」のは科捜研にあったときだけ。青色紙コップの不自然さの陰に科捜研ありだ。