頭髪ヒ素がウソだから無罪

頭髪のヒ素
カレ子
カレ子

ねえカレーマン、眞須美さんの頭髪にヒ素が付着していたというのは本当なの?

カレーマン
カレーマン

ウソやで。

カレ子
カレ子

えっ、ウソなの!? そんなに断言できるほどに!? 「頭髪ヒ素」は2009最高裁が認定した第2の理由として燦然と輝いているのよ?

カレーマン
カレーマン

「第2の理由」とか言うても、この記事のここでも説明したようにやな──

補欠ベンチから3番ショートに「大出世」

カレ子
カレ子

ああ、そうね。もともと「補欠ベンチ」だった証拠を、「異同識別」のほかにもう一つ「科学的」な証拠が欲しいって感じで、最高裁が「3番・ショート」あたりに「大出世」させたんだったわね。

カレーマン
カレーマン

そうやねん。まあ「異同識別」から見れば、おなじ「科学的」な証拠とはいえ「できの悪い相棒」って感じやな。

弁護団はすでに反証ずみ

カレ子
カレ子

「できが悪い」ということは、容易に反証できそうなの? こちらが崩すべき検察側の数字はこの3つということだったけど。

  • 48㍉ヒ素
  • 51,52㍉ヒ素
  • 0.090マイクログラムのヒ素
カレーマン
カレーマン

まあ弁護団with河合潤博士としては、すでに反証は終わっているんやけどな。

カレ子
カレ子

えっ? もう十分な根拠をもって否定できているということ?

カレーマン
カレーマン

そうやで。河合潤博士の「鑑定不正」「裁判官の不正」に全部書いてあるで。

鑑定不正
裁判官の不正
カレ子
カレ子

おおいそぎで読んでみるわ。簡単に言うと、どういうことなの?

カレーマン
カレーマン

「①48㍉ヒ素」は、ヒ素(As)か鉛(なまり、Pb)か区別できない鑑定だったんや。「②51,52㍉ヒ素」もほぼ間違いなく同じや。「③0.090マイクログラムのヒ素」は、民事判決でも認められたように、検出されたのは3価ヒ素(亜ヒ酸)ではなく5価ヒ素の疑いが出てきた、ということや。

「48㍉ヒ素」に証拠価値はなかったのだが

「頭髪ヒ素」のイメージ
カレ子
カレ子

ちょっとこれ、中井教授の鑑定と判決文、ひどいわね。

カレーマン
カレーマン

ひどいな。

カレ子
カレ子

中井教授が「48㍉地点」からヒ素を検出したと、これまでの判決と決定は認定してきたけど、じつは確定一審の証人尋問ですでに、それがヒ素(As)か鉛(Pb)か区別できない鑑定だったと中井教授自身が認めていたというのよ?

カレーマン
カレーマン

そういうことや。確定一審の証人尋問を引用した「裁判官の不正」p50に書いてあるな。チラ見でええで。

ヒ素と鉛の区別がつかない鑑定だったという中井教授の証言を引用する「裁判官の不正」p50

鉛を排除してヒ素だけを検出するX線エネルギー12.2〜12.9keV

カレ子
カレ子

もちろん私は素人だから詳しいことはわからないけど、鉛を排除してヒ素だけを検出するには、X線エネルギーを12.2〜12.9keV(けぶ)に設定しなきゃいけないのね。なのに、時間がなかったから20〜21keVでやったと中井教授がハッキリ証言しているわ。

カレーマン
カレーマン

ラジオでFM和歌山を受信するには87.7MHzに設定せなあかんのに、ちがう周波数に設定して受信が混線してしまった、という話やな。

カレ子
カレ子

それと、蛍光X線分析でなぜヒ素(As)と鉛(Pb)の関係が問題になるのか、Geminiに訊いてみたらこんな答えだったわ。

ヒ素を測定する際、一般的に最も強度が強い「Kα線」を使用しますが、これが鉛の主要な線と重なってしまいます

  • ヒ素(As)のKα線10.54 keV
  • 鉛(Pb)のLα線10.55 keV

この2つはエネルギー差がわずか 0.01 keV しかないため、一般的な検出器の分解能(約 0.15 keV)では分離することができません。

カレーマン
カレーマン

10.54と10.55。カレーライスとライスカレーのようにそっくりということやな。河合潤博士はこう説明してはるで。

ヒ素と鉛は、隅然に同じ波長(10.5keV)の蛍光X線を発する。X線が目で見えたら、ヒ素と鉛が同じ色に見えることに相当する。(「裁判官の不正」p8)

カレ子
カレ子

そうね。で、そっくりな2つのうち、鉛に気づかれずにヒ素だけを検出する方法が、物質に照射するX線エネルギーを12.2〜12.9keVにするということなのね。中井教授はそれをやらなかったと。

確定一審の裁判官はだから当然、48㍉ヒ素が証拠にならないことは分かっていた。なのにそのことを判決文に書かなかった。

カレーマン
カレーマン

確定一審判決には、そんな証人尋問あったっけ? とでも言うようにすっとぼけて、48㍉ヒ素を計測したと書いてあるな。

確定一審判決
カレ子
カレ子

そこには48㍉ヒ素を「計測した」と書いてあるのに、そのあとの、頭髪鑑定の「総合判断」に書いてあるのは51,52㍉ヒ素のことだけで、48㍉ヒ素のことは書いてないのよ。

上級審の裁判官も、そのことを疑問に思って中井教授の証言をさがして確認すれば気づいたでしょうけど。

カレーマン
カレーマン

ふつうそこまで見いひんやろ。判決文にいちおう書いてあるんやから。 

カレ子
カレ子

だから確定二審以降の判決と決定はみんな、48㍉ヒ素をまともな証拠として認定してしまったわ。

カレーマン
カレーマン

そういうことや。

のちの裁判体が勘違いすることを狙ったとしか

カレ子
カレ子

確定一審判決がこんな不明確な書き方をしていれば、その後の裁判体が勘違いするのも無理ないんじゃない?

カレーマン
カレーマン

たしかにな。

カレ子
カレ子

特定の元素をうまいこと検出するX線エネルギーについては、裁判官はもちろん正確に理解していたわ。その仕組みを解説しているくらいだもの。

だから48㍉ヒ素が証拠にならないこともわかっていた。だったらそう書かないといけないのに、まるで、のちの裁判体が勘違いすることを狙ったかのように不明確な書き方をしているわ。

カレーマン
カレーマン

河合潤博士が指摘するように、そうとしか思えんな。

裁判官が中井・山内両氏を守らねばならなかった〝事情〟

カレーマン
カレーマン

で、確定一審の裁判官は、なんでこんな不正な書き方をしたのか? ということやが。

カレ子
カレ子

そこも河合潤博士のいいぶんが納得できるわ。ようは、48㍉ヒ素をふくむ検察側の「甲63」という鑑定は、山内助教授中井教授の共同制作だったのよね。だから、48㍉ヒ素を否定しちゃうとその2人の鑑定すべてに疑いが生じてしまう

カレーマン
カレーマン

ワイもそんなとこやろと思うで。中井教授は、カレー裁判の最重要証拠のヒ素の異同識別の鑑定人やし、山内助教授は「③0.090マイクログラム」の鑑定人やしな。裁判官は、カレーを有罪にするためにこの凸凹コンビの信用を守らなあかんかったんやろな。

「異同識別」のときの「あれ」と同じだ

カレ子
カレ子

でも、この無罪方向の証拠を判決文に書かないという行為って、あれに似ているわね。

カレーマン
カレーマン

あれ? ああ、あれな。

カレ子
カレ子

そうよ、あれよ、同じでしょう?

カレーマン
カレーマン

そうや、あれと同じや……なんやったっけ。

カレ子
カレ子

もう、鈍いわね。「異同識別」の話のときにもあったでしょう? 林家のドラム缶Aは中国から輸入された60缶のなかの一つであることが、検察側の証拠からわかっていたのに、判決文にそのことを書かなかった

カレーマン
カレーマン

ああ、せやな。林家ヒ素と同じ組成のヒ素は、その60缶のなかにあったはずやのに、裁判官はスルーした。林家ヒ素の「希少性」が有罪の生命線やったからな。

カレ子
カレ子

有罪判決を書くのに都合の悪いことは隠蔽するのが裁判官の世界では常識なのかしら? 河合潤博士もこうも書いているわ。

読まれたくない判決を書くとき、裁判官は故意にこういう文章を書いているように感ずる。(略)読む気を失せさせたり、斜め読みさせたりして、判決に埋め込んだゴマカシに気づきにくくさせる効果をねらったとしか私には思えない。(「裁判官の不正」pp82-83)

カレーマン
カレーマン

有罪判決にすこしでも自信が持てないなら、「疑わしきは被告人の利益に」の原則どおり無罪にすべきやな。自信があるなら小細工はやめてほしいもんやで。

第三次再審は「48㍉のウソ」を認めるか?

カレ子
カレ子

でも、第三次再審の和歌山地裁は、48㍉ヒ素のウソを認めるかしら? 裁判官は、どんなへ理屈をこねてでも再審請求をすみずみで否定してくるわよ。

カレーマン
カレーマン

たしかにな。しかし今回は、民事裁判のほうで認められているのが力強いな。

カレ子
カレ子

それはそうね。48㍉ヒ素は、ウソの鑑定をしたということで眞須美さんが中井・山内両氏に損害賠償を請求した民事裁判で認められたんだものね。

カレーマン
カレーマン

そうや。このくだりや。チラ見でええで。

林眞須美先生が中井・山内両氏を訴えた損害賠償訴訟判決p32(2022、大阪地裁)
カレ子
カレ子

48㍉地点のヒ素を検出したX線エネルギーをめぐって、中井教授の証言は、20‐21keVで測定した、いや15keVだった、やっぱり20-21keVだった、いや15keVだった──と二転三転したわ。最終的に判決は、

使用したX線エネルギーに係る被告A(中井教授)の認識等が一貫していない(略)(それを基にした鑑定も)正確性に疑問があるというべき

と認定したけども。それにしても中井教授、だいじょうぶかしら?

カレーマン
カレーマン

20年以上前の鑑定のことで裁判所に呼びだされた挙げ句、河合潤博士にまちがいを突き付けられて、相当なショックを受けたんやろな。

カレ子
カレ子

自業自得とはいえ、ちょっと心配だわ。

カレーマン
カレーマン

しかし中井教授自身は民事裁判で、鉛が頭髪に付着することは化学的に説明できない(つまり頭髪に付着したのはヒ素だ)と主張したな。

カレ子
カレ子

そうなのよね……諦めが悪いというか執念ぶかいというか。裁判官が化学のことなんて考えずにそこだけ引用して否定してくる可能性は残るわね。

カレーマン
カレーマン

科学的な整合性より「確定判決の重み」とやらを優先する裁判官はゴロゴロいるからな。難しいところやで。

51,52㍉ヒ素の「スペクトルはない」と言い張るのなら

カレーマン
カレーマン

51,52㍉ヒ素のほうや。

カレ子
カレ子

51,52㍉ヒ素は、中井教授は、検出したときにスペクトル(グラフ)を測定しなかったと主張しているそうなのよね。

林頭髪の 「51,52ミリ」 にヒ素を検出したときの蛍光X線スペクトルは測定しなかったと中井教授は主張してきた。検甲1232にも掲載されていない。(河合潤「裁判官の不正」p62)

カレーマン
カレーマン

p56では、測定してないわけがないと。

1998年12月に測定した林頭髪の蛍光X線スペクトル(平井注:48㍉)を、翌年5月の鑑定(51,52㍉)で中井教授が測定しなかったというのは、常識的に考えて、あり得ない。 まともな分析化学研究者なら、測定したはずだ。12月よりも迷光が悪化していたなどの, 「51,52ミリ」にヒ素を検出したときの蛍光X線スペクトルを公表できない不都合な理由があるはずだ。/河合潤「裁判官の不正」p56

カレ子
カレ子

48㍉ヒ素はちゃんとスペクトルを測定し、51,52㍉ヒ素は測定してない……。たしかにヘンね。スペクトルを見れば、51,52㍉ヒ素を検出したX線エネルギーもわかるんだけど。

カレーマン
カレーマン

51,52㍉ヒ素も、12.2〜12.9keV以外のX線エネルギーで検出したのを隠蔽したいという可能性はあるな。

カレ子
カレ子

中井教授のことだから、大いに考えられるわ。もう何もかも防戦一方だもの。

カレーマン
カレーマン

そこで、51,52㍉ヒ素の鑑定は「甲1232鑑定」に入っているんやが、確定一審判決によると、甲1232のX線エネルギーは12.2〜12.9keVだったと書いてあるな。

カレ子
カレ子

甲1232のX線エネルギーは12.2〜12.9keV……。「51,52㍉鑑定が12.2〜12.9keV」とは書いてないのね。でも、12.2〜12.9keVということは、鉛を排除してヒ素だけを検出できたのかしら?

カレーマン
カレーマン

いやいや、スペクトルがないという時点で疑わしさMAXやで。本来ならそこで証拠価値ゼロと判断されてもええぐらいや。

カレ子
カレ子

そうよね。だから河合潤博士は、同じ「甲1232鑑定」に入っているもう一つの鑑定のスペクトルを見れば、同じX線エネルギーを照射したとみられる51,52㍉ヒ素のこともわかると見ているわ。

カレーマン
カレーマン

せやな。甲1232鑑定のなかの「もう一つの鑑定」というのが、中井教授が自分の頭髪にヒ素をすりこんで、ほんとうに何ヶ月もヒ素が頭髪に残留するのかを調べた再現実験や。

カレ子
カレ子

中井頭髪鑑定のスペクトルがこれね。河合潤博士によると、青丸のところを見れば、たしかにヒ素だけを検出できる12.2keVのX線エネルギーを照射しているわ。

カレーマン
カレーマン

しかし右下の逆三角形のところを見ると、この鑑定が失敗だったことがわかるということやな。

カレ子
カレ子

このスペクトルはトリミングされているのよね。トリミング前の画像には、13keVより右側に迷光が広がっているはずということよ。その迷光のサインが、右下の逆三角が指ししめす小さなコブに現れていると。

カレーマン
カレーマン

(特定の元素だけを検出する)選択励起が正しく実行されたなら、12.2より右側は完全な暗黒になる

と「裁判官の不正」p62に書いてあるな。まっ黒ではなく迷光が広がっていれば失敗ということや。

カレ子
カレ子

つまり、トリミング前の13keVより右側を証拠開示させれば、迷光が確認されて、中井頭髪鑑定の破綻が証明できるわ。

カレーマン
カレーマン

そうなれば、同じやり方で鑑定したはずの甲1232の51,52㍉鑑定にも疑いが生じるということや。

中井教授の〝インチキ〟再現実験?

カレ子
カレ子

それにしてもカレーマン、今さらこんなこと言うのもなんだけど、髪の毛にふわっと付着したミクロな物質が、シャンプーもするのに何ヶ月も残存するなんて信じられないわね。

カレーマン
カレーマン

せやな。判決文ではいかにも尤もらしく説明してあるけどな。

カレ子
カレ子

リアリティが1㍉も感じられない「科学的」な説明ね……。そういえば、中井教授が自分の髪の毛にヒ素を付着させて、残存期間をしらべたのよね?

カレーマン
カレーマン

上でも出てきたこのスペクトルやな。中井教授が自分の髪の毛にヒ素を付着させて、X線を当てたときのスペクトルや。

カレ子
カレ子

10keVを過ぎたところにAs(ヒ素)があるわ。

カレーマン
カレーマン

Asのこの高さから、髪の毛に「ふわっと」なんてもんじゃなく、強く付着させたことがわかると河合潤博士は説明してはるで。

中井教授自身の頭髪に付着したヒ素の濃度は、極めて高濃度だったこともわかる。12.2keVのピークは、シンクロトロンからの極めて強い入射✕線が中井頭髪に散乱されたものだ。入射X線は当たれば即死する強さだ。ところが10.5keVのヒ素のピークは、12.2keVのピークとほとんど同じ高さだ。中井頭髪に擦り込んだヒ素は、ppmとは比べ物にならない、何桁も高濃度だったことが、ヒ素(10.5kev)と入射光(12.2)のピークの高さを比べてわかる。/「裁判官の不正」p62

カレ子
カレ子

つまりこれもインチキってことね! 「当たれば即死する」ほど強いX線と同じぐらいヒ素も強い値が出ているのよ。中井教授はかなり強くこすり付けたということだわ。 

カレーマン
カレーマン

林眞須美先生の髪の毛にヒ素がふわっと付着したのとは、状況がまったく違うということやな。

カレ子
カレ子

その中井頭髪を5ヶ月後にあらためてX線で調べたら、「ヒ素が残留していた」というんでしょう? そんなインチキ再現実験をこれまですべての裁判体が認めてきた……。

カレーマン
カレーマン

マンガ以下やな。

0.090マイクログラムのヒ素は「機器の設定ミス」?

カレーマン
カレーマン

ヒ素には3価と5価があってやな。

カレ子
カレ子

え〜難しいのはイヤよ?

カレーマン
カレーマン

かんたんな話や。3価は純度の高いヒ素。毒性が強い、いわゆる亜ヒ酸や。カレー鍋に入ったヤツで、いわゆる毒殺に使われるのはこっちや。5価ヒ素は、3価が酸化したオンボロのヒ素や。毒性も弱いで。

3価ヒ素純度高い。毒性強い。亜ヒ酸。毒殺に使われるいわゆる「ヒ素」。カレー鍋に入ったほう
5価ヒ素3価ヒ素が酸化したオンボロのヒ素。毒性も弱い
カレ子
カレ子

4価はないの?

カレーマン
カレーマン

それは「血液型にC型はないの?」というような質問やろな。

カレ子
カレ子

つまり、そういうド素人ならではの視点も大事にしてほしいけどいまは先に進もう、ということかしら?

カレーマン
カレーマン

そんな感じや。

民事判決も認めた、山内助教授の「設定ミス」

カレーマン
カレーマン

河合潤博士の「裁判官の不正」の中から、説得力があって分かりやすいのを抜き出してみよか。

カレ子
カレ子

私としては、山内助教授の「設定ミス」というのが分かりやすかったわ。

カレーマン
カレーマン

ああ、分析機器のpH(ペーハー)の設定の話やな。

カレ子
カレ子

山内助教授は、「超低温捕集─還元気化─原子吸光法」という長ったらしい名前の分析方法で、眞須美さんの髪の毛から、頭髪1g換算で0.090マイクログラムの3価ヒ素(亜ヒ酸)を検出したというのだけど。

カレーマン
カレーマン

その分析方法で5価ヒ素を除外して3価だけを検出するには、機器のpHの設定を「4」以上にせなあかんのに、山内助教授は「3.5」でやったと。チラ見でええで。

弁護団のYoutube動画からスクショ
カレ子
カレ子

そのことを民事判決がバッチリ認めてくれたのよね。

原告が主張の根拠として引用する各文献においては、pHを4ないし5とすべきであったとする文献のみならず(甲95) 、pHを4とした場合でも5価砒素が一部検出される旨記載されている文献もある/民事判決p37

pH3.5に設定した場合には(略)被告B(山内助教授)鑑定の方法では、3価砒素のみならず5価砒素が回収される可能性があるから、同鑑定の結果が正確でない/同

カレーマン
カレーマン

pH「3.5」だと、5価ヒ素も混ざってしまうんやな。混ざった5価は3価に変化(還元)してしまうということや

カレ子
カレ子

だから、3価が付着していなくても「亜ヒ酸(3価ヒ素)が検出された」となってしまう。そんな鑑定は「結果が正確でない」と。

カレーマン
カレーマン

明確な判断やな。

トンデモ鑑定人・山内博助教授

カレ子
カレ子

個人的には、山内助教授のことだから、5価ヒ素が混ざるようにわざとpHの設定を下げて、3価ヒ素を検出したように捏造した疑いもあると思うのよね。

カレーマン
カレーマン

大いにあり得るで。確定一審のときから怪しい鑑定人やったらしく、弁護団もボロクソに批判してきた人やしな。

カレ子
カレ子

「化学的基礎知識に欠け」ているとか「偽証とさえいえる証言態度」とか、相手方にそこまで言われる鑑定人なんてあり得ないわ。わざわざ判決文に書いたということは、裁判官もなから同意しているんじゃないの?

カレーマン
カレーマン

せやろな。

そしてすべてのヒ素検出に疑いが生じた

カレ子
カレ子

まとめると、中井教授の48㍉ヒ素と51,52㍉ヒ素はヒ素と鉛が区別できない鑑定だった。山内助教授の0.090マイクログラムは3価と5価が区別できない鑑定だった。

48㍉ヒ素ヒ素と鉛が区別できない鑑定だった
51,52㍉ヒ素(ほぼまちがいなく)同上
0.090マイクログラムのヒ素3価と5価が区別できない鑑定だった
カレーマン
カレーマン

それぞれの原因もまとめておこか。

48㍉ヒ素鉛を排除してヒ素だけを検出できるX線エネルギー12.2〜12.9keVではなかった
51,52㍉ヒ素X線エネルギー12.2〜12.9keVにしたかもしれないけど失敗だった可能性大
0.090マイクログラムのヒ素5価ヒ素を排除して3価だけを検出できるpH4.5以上ではなかった

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